【目的 】
日本各地の沿岸・内湾におけるプランクトンのモニタリング(監視)により、プランクトンの出現量や種組成の季節変化や経年変動を把握する。また、地球温暖化などの大規模環境変動が各地域のプランクトン生態系(稚魚を含む)に及ぼす影響を評価・予測するための基礎的知見を収集・提供する。
【業務内容】
①プランクトン・モニタリングの実施と指導
・北海道根室海峡(別海港)における動物プランクトン定期採集(2013年3月~)
②プランクトンの種査定、データ分析および報告書などの作成
・北海道東部沿岸域において採集された動物プランクトン試料の分析(2012年)
・海中飼育されたサケ稚魚の胃内容物の査定と報告書作成(2014年~)
③地球環境変動と地域プランクトン生態系に関わる情報収集・発信
・『道東プランクトン歳時記』の自費出版(2012年10月)と配布
【主な業績】
①論文発表
Kasai, H. & K. Hirakawa 2015. Seasonal change of primary production in the south-western Okhotsk Sea off Hokkaido, Japan during the ice-free period. Plankton Benthos Res., 10: 178-186.
平川和正・葛西広海 2017. オホーツク海南西部表層域における季節的鉛直移動カイアシ類Neocalanus plumchrus (Marukawa) の秋季消失と脂肪蓄積状況 (短報). 日本プランクトン学会報, 64: 22-26.
平川和正・加賀敏樹・佐藤智希・葛西広海 2019. 北海道周辺沿岸域におけるサケ稚魚の餌としての動物プランクトン、特にカイアシ類の群集構造の海域特性. 日本プランクトン学会報, 66: 72-85.
②書籍出版
『道東プランクトン歳時記-釧路の海の生物暦』(2012年10月)
【スタッフ 】
研究員4名、技術調査員1名、事務局員1名
【分析室】
・北海道函館市
・静岡県菊川市
【協力会社】
(株)水棲生物研究所
【事務局】
〒337-0051 さいたま市見沼区東大宮4-72-12
代表 平川和正(水産学博士、択捉島水産会理事)
メールアドレス:info@plankton-science.jp
【お問い合わせ先】
上記事務局